歯科衛生士の女性の割合が多いのは何故ですか?
歯科衛生士法によると、「厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医師の直接の指導の下に歯牙や口腔疾患の予防処置などの行為を行う女子」という記載があります。免許を取得するための専門学校や短大などの募集要項の大半が「女子」と明記されているので、衛生士の割合は圧倒的に女性の方が多いですが、そこまで女性にこだわる理由は何だろうと考えます。
今では少数ながら男性衛生士も医療の現場で活躍しています。
男性看護師ほどの力は必要としませんが、医師の補佐役として男性衛生士がいる事は重宝しますのでもっと数が増えて欲しいですし、免許を取得するための専門学校や短大も募集要項を今一度見直して、男性を受け入れる体制を取って欲しいものです。
就職の際の求人も、当然ながら女性の衛生士を求めるケースが多くなっています。
「女性衛生士の優しい表情や接し方を見ると安心して治療が受けられる」という方も多い反面、「必要以上に緊張してしまって治療に集中できない事がある」という男性患者もいます。治療箇所は口の中であり患者の体に直接触れるわけではないので、男性衛生士がいても特に問題がないように思えますが、男性は歯科医師としての活躍を目指す方の方が多いのが現状です。