歯科衛生士が行うのは、歯科医の補助もしますが、重要な仕事としては歯の予防的な処置があります。
例えば歯にフッ素を塗ると、歯の再石灰化を促進するなど虫歯の予防にとても効果的です。もちろん科学的根拠もある治療法です。

虫歯はごく初期のものでない限り、自然には治りません。その意味で患者さんの歯の健康を根本的にサポートできる、とてもやりがいのある作業です。また、歯周病にかかっている人は成人の8割以上ととても多いのですが、歯周病を治したり予防するためには、歯科衛生士の行うクリーニングが欠かせません。

具体的には歯周ポケットの深さを測り、歯石や歯垢を専用の機器で取り除いていきます。これを行わないと歯周病菌を減らすことは難しいので、欠かせない作業です。
この仕事で楽しいのは、患者さんの口腔環境が目に見えてよくなっていくことです。歯ぐきが腫れて赤くなり、プヨプヨしてしまっている状態から、段々と引き締まってピンク色になってくるのを見るのはとてもうれしいですね。

歯科衛生士は患者さんの健康を守る大切な役割がありますし、求人も多いので就職しやすいですよ。