歯科衛生士の年齢制限については、一般的な法律や規制で定められているものはありませんので、歯科衛生士さん自身がいつまでも続けたいと思えば何歳まででも仕事ができる職業です。
 
そもそも、労働者の募集・採用にあたり年齢制限を設けることは雇用対策法により原則禁止されています。それは歯科衛生士だけでなく全ての職業で同じです。（例外事由を除く）
 
勤務先の歯科医院や病院が定年年齢を定めている場合には定められた年齢を迎えると退職することになりますが、それはそれぞれの勤務先が個々に設定している年齢であって経験や能力が高い歯科衛生士なら年齢関係なく雇用する勤務先も多くあります。
年齢が高い分、経験豊富な歯科衛生士は高い専門性を持っていてスキルが高い割合が多いので年齢だけで評価が下がるということもあまりないように思えます。求人がなくなってしまうようなことも少ないでしょう。

結婚や出産などのライフスタイルの変化により歯科衛生士の仕事から離れていた方でも歯科衛生士の資格保持者の需要は高く比較的復帰しやすい職場環境でもあるので、一度は歯科衛生士の職場を離れた方も復帰することで再び働き続けていくことも可能です。
 
また、年齢に関係なく働く方法としては、自らの歯科衛生士の価値を磨いてフリーランスとして働く選択肢もあります。フリーランスの歯科衛生士なら、年齢関係なくより柔軟な働き方をしながら歯科衛生士を続けていくことも可能になります。

少子高齢化が益々進む中、高齢者が健康な老後を過ごすためのサポートとして歯科衛生士の需要はますます高まるでしょう。それに加えて少子化による人手不足で歯科衛生士として働ける人材は年齢関係なく貴重なものになるので求人についても年齢の高い歯科衛生士の雇用も積極的に進むと考えます。

 
このように歯科衛生士は年齢に関係なく長くキャリアを築くことができる職業です。

歯科衛生士の仕事は個人の選択次第で自由に働き続ける年齢を決めることができる職業ですが、今後は年齢に拘らずに歯科衛生士を採用する時代になり、長く続けていくためには年齢に関係なく常に最新の医療技術や治療法に対応するため、学ぶことへの意欲と向上心をもって常にスキルを磨いていくことが必要となってきます。