歯科衛生士に求められる資質
資格を取得すれば、歯科衛生士として勤務することは可能ですが、資格だけではなく必要な「資質」もあります。より歯科衛生士としての実力を身につけ、さらにその能力を伸ばしていくためには、資質は大切なものです。ここでは、そんな歯科衛生士として求められる資質についてご紹介します。
常に清潔であることを意識すること
歯科をはじめ、病院やクリニックで勤務する方には当然求められる資質にはなりますが、実際に機器の洗浄なども担当することになる衛生士にとっては、一般のそれより高い「清潔に対する意識・心掛け」が要求されます。 本人の身だしなみとしては、顔の汚れや髪の毛の状態にも気を配らなくてはなりません。常に清潔感の出るようなスタイルにしておくことも必要です。 クリニックの場合は、常に院内を清潔に保つことが大切。使用機器類も清潔にし、施設内の清掃などもしっかりと行うことのできる配慮が大切なのです。
コミュニケーション能力
衛生士は患者さんと直接に接する場面が多い仕事なので、例えば歯科治療について患者が不安に感じていることなどがあれば、直ぐに察知することも肝心です。同様に、患者の意思をしっかりと医師に伝えることによって、患者と医師の関係性がより良いものとなるよう、サポートするのも大きな仕事。安心して治療を受けてもらえるよう、日々コミュニケーション能力も磨きましょう。
気が利くこと
治療の補助にあたる際は、常に適切な判断をおこない、医師のサポートをおこなうことが必要です。先回りして物事を考え、医師との間にあうんの呼吸を作り上げるには、気を利かせなくてはなりません。ほかには事務職や歯科助手などと一緒に勤務することになるために、一定の協調性というものを持っていることも必要な場面があります。