衛生士の勤務先
多くの歯科衛生士が活躍しているのは、町にある歯科医院やクリニック、総合病院の歯科などです。クリニックの場合は、数名の歯科衛生士が常駐していて、歯科助手や受付事務の担当者などが衛生士の資格保有者とは別に勤務している場合が多い状況となっています。クリニックの規模などによっては、歯科衛生士が受付や予約といった業務も兼務する場合もあります。
総合病院のような規模の大きな病院での勤務の場合は、歯科での勤務以外にも、多数いる入院患者などに対して口内や歯の健康に関するケアおよび、指導を担当することもあります。
近年では高齢化がかなり進んでいるため、高齢者向け施設である「老人ホーム」などに歯科衛生士が採用されることも増え、入居者に対し口腔ケアの指導をおこなうといったことも多くなっています。
また、歯科衛生士の中には、公務員として採用され、勤務されている方も数多くいらっしゃいます。
保健所や保健センターなどに勤務されている場合は地域に根付いた保険衛生活動をおこなうケースが多く、住民を公民館などにあつめて歯や口内に関する知識を広め、歯磨き講習などを開催することによって、少しでも多くの人の歯に関するトラブルを未然に防ぐための活動に従事されています。