
歯科衛生士になるためには?
歯科衛生士になるためには、国家資格を取得しなければいけません。資格を得るための国家試験は毎年一回行われていますが、受験するには条件がありますので、すぐには受験することはできないのです。

まず、高校を卒業後すぐに受験の準備をしたいという場合には、歯科衛生士養成学校に入学します。歯科衛生士養成学校には、専門学校や短大、大学などさまざまなものがあり、いずれの学校であっても、卒業と同時に歯科衛生士国家試験の受験資格を得ることができます。これまではほとんどの養成学校がすぐに受験できるような2年制でしたが、近年養成学校の規則が改正されたため、平成22年4月からは全ての養成学校が3年制以上とすることに義務付けられました。
そのため、従来よりも資格を取得するまでの期間が長くなっています。さらに、4年制の養成学校もありますが、より高度な専門知識を身につけるため、今後は4年生の養成学校も増えていくものとみられています。 そのため、当然受験の際の難易度も上がり、より難関資格となる可能性が出てきました。ただ、近年では資格を取得した後に医療機関や保健所などに勤務するという人ばかりではなく、規則改正により、大学院へ進み研究者になるという可能性も出てきていますので、進路としては多様化しているといえます。無事に国家試験に合格したら、歯科衛生士名簿に登録され、免許証が交付されます。この時点で初めて資格取得者となりますので、歯科衛生士の求人に応募することができます。